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大会長挨拶

ご参加の皆様へ

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第4回日本緩和医療学会東北支部学術大会
第26回東北緩和医療研究会

大会長 福島 紀雅

 この度、第4回日本緩和医療学会東北支部学術大会を山形県山形市で開催する運びとなりました。新型コロナウイルス感染症も5類へと移行し、人々の行動制限も緩和されてきましたので、久々の現地開催のみと致しました。

 コロナ禍における面会制限から、以前であれば医療者も患者・家族も在宅療養を選ばないような状況下で、何とか在宅緩和ケアへ移行出来るよう緩和ケアチーム、訪問診療、訪問看護、介護等のスタッフが連携し、悩み考えながら在宅での生活を支えてゆくという機会を多く経験しました。そこで今回の学術大会のテーマは「暮らしの中に届ける緩和ケア」と致しました。患者さんの高齢化、様々な理由による家族の介護力不足、生活環境や経済面での問題等により多様なニーズが生じ、これに応えてゆくためには地域の医療従事者のみならず、福祉行政も含めた多くの職種が、互いに連携し知恵を絞ってそれぞれのニーズに対応した個別のサポートを提供する必要があります。その参考になればと、今大会では特別講演で地域連携の場づくりを、市民公開講座では、たとえ一人でも在宅で最後を迎えられるサポートをテーマに御講演いただき、ワークショップでは地域連携の現場での工夫や問題点を、その最前線で奮闘している多職種の演者にお話いただき、これからの目指すべき緩和ケアの地域連携について議論を深めていただく予定です。

 本大会に多くの、また多職種の方が参加され、有意義なディスカッションが出来るよう実行委員、大会運営事務局一同鋭意準備に取り組んでおります。是非、秋の山形にお越しいただき、美味しいお酒、料理で旧交を温めて頂ければ幸いです。